依存症者が対象から遠ざかろうとすると生活の中心だったものが、いきなりなくなるわけですから、ぽっかりと空いてしまった時間をどうやって埋めてよいのかわからなくなります。
なにをすればいいのかわからないという問題は別の記事で取り上げますが、なにかを始めても続かないという時に参考になる本の紹介です。
本題の前に一言
はじめる前からあれこれ頭で考えないことです。悩んでる時にあれこれ考えても浮かんでくるのは否定的なことばかり。
これは私の体験から断言できます。
ダメもとでいいじゃないですか‥
依存症者の私は悩みのかたまりみたいな人間でした。救ってくれた妻が提案してきたので、否定ばかりもできず、ひとまず妻の思いに応えるつもりで思いつきではじめたのがきっかけでした。
本をひらく
いきなり目に飛び込んできた文字が
「三日坊主」そういう人のほうがむしろ多数派。
なぜ自分は続かないのだろう‥なんて気にする必要ないんです。そんな人のほうが多いとわかれば余計なプレッシャーなく、とりあえずやってみようと思えるかもしれません。
かと言って他の人もできないのだと安心していても進歩がありません。どうすれば続けられるのか?という工夫は必要です。
習慣化に必要なのは、意志の力ではなくテクニック(コツ)です。
こちらの書籍にはそんなヒントがたくさん詰め込まれています。
習慣に対しての3つの誤解
①習慣づくりはつらい
脳科学の研究では「決定疲れ」が、脳にとって非常に大きな負荷になる
いろいろなことを習慣化できているほうが、毎日いろいろなことを考えて変えていくより、はるかにラクに生きられる
②自分の行動は自分の意志でコントロールしている
人生の半分は習慣的な行動からできている
習慣をコントロールできるようになれば、人生の半分を自分で操られるようになる
③習慣をつくるには強い意志力が必要
最初の段階ではたしかに意志が強いほうが有利ですが、必要なのは意志ではなくテクニックです
小さな習慣をコツコツ身につけていけば、その過程で知らないうちに意志の力が強くなっていくのです
それが現代の科学で証明されています

習慣化できるできない以前の話です。
さぁって思った時に邪魔くさい・しんどいという思いがでて私はなにをしても続きませんでした。
そんな時は一度立ち止まって原因を探るのも一つです。
理想を追いすぎたり、やらないといけないというよな自分を追い込んで始めようとしても、なかなか続きません。
なぜなんでしょうか?
そこには楽しむ喜べる要素が欠けているのです。
テクニック
❶20秒ルール
新しい習慣を身につけようとするときには、その行動を「やりやすいようにすること」がまず大切です
「やりたいと思っている習慣を、普段の状況より20秒早くできるようにする」ことが基本になります
❷挫折をふせぐ「マジックナンバー4」
何かの習慣を身につけようとしたとき、「週4回以上行えば習慣化しやすい」ということが判明しいます。「習慣づくりと相関しているのは頻度」
❸「起きてすぐ」の時間を使う
習慣を身につけるためには、その行動を行うのに適した時間があります。それはいつかというと「朝起きてすぐの時間」です。
ポイントは「朝早い時間」ではなく、「起きてすぐの時間」です。
❹スモールステップとビックエリア
「スモールステップ」とは、ある行動を習慣にしていくためには、そのためのステップを小刻みにすべきという考え方です。
目標に向けての過程をできるだけ簡単なものからステップバイステップで分けていくのがポイントになります。
スモールステップとは、「最終的な目標(習慣)の簡易版」を数多く作っていく。
人間のモチベーションをつくるのは気合いではなく、前に進んでいる感覚だからです。
❺習慣化の帝王
If then プランニング
「Aが起きたらBをする」「Aの状況に陥ったらBをする」というように習慣化したい行動のタイミングをあらかじめ決めておく方法です。
「if=もし〇〇したら」→「then=そのときに××をやる」というように、やるべき行動とそれを行う条件をセットにする。
“脳がいちばん理解しやすい文法”
「何かをやる習慣」をつくるより「やらない習慣」をつくるほうが難しいということが分かっています。
「きっかけ」だけつくって習慣を自動化する
最後に
メディアにもよく登場されているDaiGoさんが執筆されている本です。
どの書籍紹介の記事も同じですが、このサイトは依存症回復を目指すことに重きをおき記事を書いています。加えて私がこれはと感じた内容をピックアップしているものです。
読まれる方によっては、それぞれ重要度・関心度合いが違います。
ぜひご自身で読まれて生きていくうえでの参考にしていただければと思います。
超習慣術
DaiGo
ゴマブックス
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