依存症とは
生活に支障をきたしても
やめたくてもやめられない状態に陥る病気です。
この記事は厚生労働省のホームページ掲載文より抜粋し自分の経験を元にまとめたものです。

依存症とは
依存症とはアルコールや薬物、ギャンブルなどを「一度始めると自分の意思ではやめられない」「毎回止めよう思っているのに、気がつけばやり続けてしまう」また「ほどほどにできない」そのような状態に陥ってしまうことです。
一般的には心の弱さが原因と思われがちですが、発症はドーパミンという脳内にある快楽物質が重要な役割を担っています。
アルコールや薬物、ギャンブルなどの物質や行動が繰り返されるうちに脳がその刺激に慣れてしまい、より強い刺激を求めるようになります。
その結果、物質や行動がコントロールできなくなってしまう病気なのです。
また、依存症は「孤独の病気」とも言われています。
「周りとうまく馴染めない」「常にプレッシャー感じて生きている」「自分に自信が持てない」などの不安や焦りから依存対象に頼るようになり、そこから依存症が始まる場合もあります。
さらに依存症は「否認の病気」とも言われ自ら問題を認めないため本人が病気と認識することが困難です。
一方、家族はアルコールによる暴力やギャンブルによる借金の尻拭いなどに翻弄され、本人以上に疲弊するケースが多くみられます。
依存症は主に2種類
物質への依存
アルコールや薬物といった精神に依存する物質を原因とする依存症状のことを指します。
依存性のある物質の摂取を繰り返すことによって使う量や回数が増えていき、使い続けなければ気が済まなくなり、自分でコントロールできなくなってしまいます。
プロセスへの依存
物質ではなく特定の行為や過程に必要以上に熱中し、のめり込んでしまう症状のことを差します。
どちらも共通していることは、繰り返す・より強い刺激を求める・やめようしてもやめられない・いつも頭から離れないなどの特徴がだんだんと出てくることです。
問題は誰かが困ることです
アルコール・薬物・ギャンブル等、依存しているものは人それぞれですが依存症に共通することは家族とのケンカが増える・生活リズムが崩れる・体調を崩す・お金を使いすぎるなど何かしらの問題が起きているにも関わらずほどほどにできない、止められない状態に陥っているということです。
大事なのは、そのことによって本人や家族が苦痛を感じているのかどうか、生活に困りごとが生じているのかどうかということです。
どうして止められないのか
ずばりコントロール障害
人は誰しも不安や緊張を和らげたり、嫌なことを忘れたりするために、ある特定の行為をすることがありますが、それを繰り返しているうちに脳の回路が変化して自分の意思ではやめられない状態になってしまうことがあります。
これが依存症という病気です。
周囲がいくら責めても、本人がいくら反省や後悔してもまた繰り返してしまうのは脳の問題なのです。
決して「根性がない」とか「意志が弱いから」ではありません。
依存症は条件さえ揃えば誰でもなる可能性があり、特別な人だけがなるわけではないのです。

依存症は治るのか?
様々な助けを借りながら、やめ続けることで飲酒や薬物使用、ギャンブルなどに頼らない生き方をしていくことは可能です。
依存症は糖尿病や高血圧のような慢性疾患といわれています。
そのためしっかりした付き合いが大切です。
もし回復途上やめ続けることに失敗したときは、そこからまたやめ続けることを再開することも大切です。
やめ続けるためには、正直に自分の気持ちを言える場所があることや、孤立しないことが大切です。
厚生労働省のホームページの全体をご覧になりたい方は
まとめ
暴力や借金、体調を崩すなど生活に悪影響が出て自身もこのままではいけないと自覚してもやめることができません。
これには脳の働きが大きな影響もたらし自身のコントロールできなくなります。
また孤独とは本文中の依存症にかかる原因となる要素だけではなく、本人が自覚しても相談者・頼る相手がみつけにくく、独りで悩み改善に向かうことができにくいものです。
最後に依存症にかかると必ず嘘で固めてしまいます。
改善を目指していくためには、嘘の鎧は脱ぎ捨てなくてはなりません。しかし本人にとってはこの嘘で固めることでやり続けてきているため、簡単には嘘だと認めることができません。
この嘘のことも含め改善していくためのポイントがいくつもあります。
今後の記事で一つ一つ取り上げていきます。
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